診療の終了された患者さんに対して、成人ならば半年後の定期健診を、また2年ごとに全体のレントゲン写真をとり歯周病や治療後の経過を診ます。結果を説明し、必要なら全体の歯石除去やクリーニングを行います。
小児の場合は、口の中のチェックをして問題がなければ、RDテスト(口のなかに虫歯のばい菌がどのくらいいるのか)や唾液の力の検査等をして、カリエスリスク(虫歯にかかる可能性)がどのくらい有るのかを検査して、実際にどこが汚れているのかを染め出してのブラッシング指導と予防指導をし、最後にフッ素を塗布します。
たくさんの細菌が集まって、ネバネバした状態になっているのが歯垢(プラークです)。歯垢は歯と歯肉の隙間や、歯の溝などにたまりやすく、食べ物のカスなどでさらに繁殖します。これは虫歯や歯周病の原因にもなります。きれいに歯磨きをしたつもりでも、なかなかきちんと落とすことは難しいので、正しいブラッシング指導を受けることをオススメします。
プラーク(歯垢)が、唾液に含まれるカルシウムなどによって硬く石灰化したものが歯石です。歯石は悪い細菌のすみかとなり、歯肉に炎症を起こすきっかけになることがあります。歯周病の始まりです。歯石は、通常のブラッシングでは落とせません。専用の器具を使って歯石を落とし(スケーリング)、歯の表面をなめらかに整えます(ルートプレーニング)。
 
口や歯の健康が、全身の健康状態と深くかかわっていることをご存じですか?
口の中で繁殖した細菌は血液などを通して全身をめぐり、心臓や脳などに炎症を引き起こすと言われています。また、虫歯を放置したり、歯の無いところをそのままにしておくと、物を噛み砕く力が弱くなって消化器系の病気になりやすくなったり、かみ合わせがわるいと肩こりや頭痛などが生じるという指摘もあります。
口・歯の病気の予防・早期治療がますます重要になってきています。最近では、歯周病菌連鎖といって、口の中で歯周病をひきおこす細菌が全身にいきわたり、心臓病や糖尿病、肺炎、十二指腸 潰瘍、胃潰瘍、胃がん、低体重児出産などの病気に関係していると言われているのです。以上のことを踏まえても、各年齢時期に見合った、メインテナンスが必要となるのです。口の中を清潔に保つ事が、口や歯の健康だけでなく全身の健康を守る事にもつながってくるのです。乳幼児期は4ヶ月、学童期は4ヶ月〜6ヶ月、成人は3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月(汚れの度合いによって違う)くらいの間隔で定期健診・クリーニングを受けると良いでしょう。