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予防治療

予防治療の重要性

予防治療の重要性

歯科医院は、「歯や歯ぐきが痛くなってから行く場所」というイメージがあるかもしれません。しかし、昨今の歯科医院の役割は、治療から予防へと変わりつつあります。
「たかがむし歯」「たかが歯周病」と思われている方もいるかもしれませんが、それらを放置しておくと、口臭や歯の欠損、さらには脳梗塞や心筋梗塞、脳出血の原因になるともいわれています。お口の健康を守ることは、全身の健康にもつながる重要なことなのです。

当院の予防治療の特徴

当院では、年齢と口腔内の状況に合わせた予防治療を行なっています。なぜなら、むし歯のリスクは年齢によって異なるからです。たとえばお子様の歯の表面の硬さは、大人の70~80%程度で、中学生頃まではむし歯のリスクが高くなります。
また、これは大人の方も含めてですが、歯石の付き方や着色の量などで、望ましい定期健診の頻度は異なります。したがって、定期健診については口腔内の状況を踏まえ、歯科医師が適切なタイミングをご提案します。

 

お子様の予防治療

お子様の予防治療

お子様の場合は、3~4カ月に一度の定期健診をおすすめしています。定期健診では口腔内の状況をしっかりチェックした後、まずはプロの手で細部までしっかりクリーニングを行います。そして仕上げにフッ素を塗り、半年に一度は歯みがき指導を行うことで、むし歯の予防管理をしていきます。
また、必要に応じて奥歯の溝の部分を削らずに、薬で処理をし、レジンをはじめとしたプラスチック樹脂で埋め、奥歯の溝に汚れがつくのを防ぎ、歯ブラシをしやすくする「シーラント」という保険適用でできる予防処置も行ないます。

大人の予防治療

大人の定期健診については、3~6カ月に一度のご来院をおすすめしています。ただし、ご高齢になると、唾液の分泌量が減って汚れが溜まりやすくなるのに加え、歯ぐきが下がってエナメル質でコーティングされていない歯の根の部分が露出しやすくなります。どちらも、むし歯のリスクを高めてしまいますので、ご高齢者の場合は、1~3カ月に一度の定期健診をおすすめする場合があります。
定期健診の内容についてはお子様と同様、口腔内の状況をしっかりチェックした後、プロの手で細部までしっかりクリーニングします。口腔内の状況に合わせて、治療や入れ歯などの調整のご提案を行うこともあります。

予防治療の流れ

お子様の場合

口腔内写真を撮影して状況を確認、カウンセリングを実施

1

電動ブラシによるクリーニング

2

歯と歯の間(隣接面)のクリーニング

3

奥歯のミゾと表面にレーザー照射

4

仕上げにフッ素を歯や隣接面に塗り込む

5

歯みがき指導

6

※1回の治療時間は、約30~40分くらいです。必要があれば、奥歯の溝に汚れが付着するのを防ぐ「シーラント」という処置も適宜行ないます。

大人の場合

口腔内写真を撮影して状況を確認、カウンセリングを実施

1

電動ブラシによるクリーニング

2

歯と歯の間(隣接面)のクリーニング

3

奥歯のミゾと表面にレーザー照射

4

口腔内の状況に合わせて、治療や入れ歯ご調整のご提案

5

小さな頃から定期健診を受けるメリット

小さな頃から定期検診を受けるメリット

お子様にとっては、知らない場所=怖い場所です。むし歯ができてから初めて歯科医院に来院されると、むし歯をすぐに治療しなくてはいけないので、お子様にとっては歯科医院が怖くて嫌な場所になってしまいます。 むし歯のできる前から、定期健診やブラッシング指導などで歯科医院に慣れているお子様は、徐々に「怖くない場所」だと認識できるため、スムーズな治療が可能です。さらに、たとえむし歯が見つかっても小さく、少しの治療で済む場合がほとんどです。 このように、むし歯ができる前から定期健診に訪れ、歯科医院の雰囲気に慣れてもらっておくことは、お子様の口腔内の健康を保つために大きなメリットがあります。
お子様の緊張・恐怖心を和らげるため、健診台のモニターにてアニメ等を流しています。

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